育休から復帰への不安は自分のやりたい事と仕事がリンクしていない事なのではないか。また、完全に産休、育休と言う制度で仕事と遮断されてしまうことで復帰への不安を増大させているのではないかと思いました。
子どもを抱っこしながらでも、仕事がまわって収入のある仕組みを作りたい
。
産後のママにとっても十分に休むことは重要だけれど仕事から完全に遮断されることがなければ自分自身も育児と家事の内面的なストレスから解放され社会との繋がりを持ちながら復帰に焦ることなく、その焦りからくるイライラで長男と喧嘩することもなく、ゆとりを持って毎日を過ごすことができるかもしれない。
そんな思いを抱きながらも、仕事に復帰し通勤時間を勉強や活動に費やしました。
その時感じたことはわたし3年前(長男が生まれた頃に抱いた起業への想い)と全く変わっていなくて成長していなくて同じ場所で同じ思いを抱いて挫折してというより理由をつけて諦めているな。
このままでは一向に変われない。そう思い本当の自分の声にきちんと向き合おうと今まで気になっていてもそんな美味しい甘い話なんて作り話だと観なかった事にしていた1冊の本を買いました。
帝王切開後、拘束されたベッドの上でオーダー商品のやりとりをしなければならなかった時、自分で全てやるとはこういう事なんだ。休む暇もないな。キツいな。雇われている方が楽かもしれない。そう気づき、極力自営のペースは落とします。
2回目の産休、育休は一人目よりも長めに取ることができ、乳児のお世話や上のこの子育てとも向き合うことができ、出産育児休業給付金のありがたさも体験することができました。
とてもプライベート的には充実することができ、ママ友も増えました。時は立ち保活や復帰準備が近づいてくるとまたふとある思いがよぎりはじめました。
『仕事と育児と家事をこなす自信ないな。』と同時にママたちの会話でも度々出る復帰への不安、もっと社会が整ってさえいれば子どもはたくさん欲しい。そんな声。日本は少子高齢化だけれど制度さえ整えれば環境さえあれば子どもを望む女性やママたちはたくさんいるのではないか?現に子育て世代を誘致しているこの地域には子どもが増えすぎて小学校の教室が足りていない。
サロン業のカラクリに気づいたのはサロン業を始めてからでした。
趣味ではなくサロン業で独立したいと思うなら、つまり雇われているのと同じような収入を得るためには単価が低いので生徒様をたくさん集めねければならない。リピーターを増やすためにカリキュラムを増やさなければならない。
そのためには、他の教室のレッスンに通い内容を常にバージョンアップしていかなければならない。
先生は後にライバルとなり、自身のお教室から巣立った生徒様もライバルとなる。
増える在庫の数、サンプルの数。引っ越し前きれいに整頓してモノを減らしたはずなのに売り上げに繋がらないもので部屋は溢れていき増える物の数とは反対にわたしのやる気は『これで良いのか?、これがしたい事なのか?、これで家族もわたし自身も楽しく暮らせるのか?』と減っていきました。
立ち止まるきっかけをつくってくれたのが第2子の妊娠、出産です。
女性にとっての妊娠、出産は場合にもよりますが、少なからず自身の活動をペースダウンせざるを得ない時期です。
Emiさんの魅力に取り憑かれ何冊も本を読み、他にも何人かの整理収納アドバイザーやミニマリストの本を読みました。
自分もこんなふうにものを整理してスッキリ暮らしたい。
と同時にこんな働き方があるんだ。
双子の育児をされながらバランスよく仕事されるEmiさんが目標になりました。
またママでも起業できるんだ!という思いからその当時思った事を調べ本を読む事を繰り返していました。
その中で出会った印象的な本が古市さんの『保育園義務教育化』、ハーストーリー代表の日野佳恵子さんの『幸せを掴む起業のカタチ』などがあります。
わたしは子育てをしながら自分らしく働く事を目指し起業をしたいんだ!という方向性が固まってきます。
でもわたしが望んでいる起業スタイルと実際に始めたお教室や物販は少し違うのではないかと気づき始めます。
シンプルに暮らしたいという気持ちとは逆に物は増え続け処分、整理したはずの部屋をまた埋めていきます。
このスタイルでは労力をお金に変換できないと気づき、またインプットをし続けバージョンアップしていかなければならない。
先生はその位置にくるまでに多くの経験と失敗と成功を繰り返しながら自分に合う働き方を見つけたし、まだまだ見つけている段階だと話してくれました。
わたしは先生の様に自宅でレッスンをして子育てや生活とのバランスを取りながら仕事したいと思い、ディプロマを取得することを目標にインプット繰り返しました。
2年ほど必死で講師として独立する事を目指して仕事が休みの日は子どもが小さくてもレッスンに通い続けました。
ディプロマを取得後、材料などを揃え、オンラインストアでの販売、自宅レッスン、イベント出店と本業の合間をみながら活動しました。
家族との時間を増やすために起業すると決めたのに、今は我慢の時と家族との時間を犠牲にして活動しました。
幸い物販も少しづつ注文が入るようになり、自宅レッスンにも来て頂く機会にも恵まれましたが、どんなにやっても自分の理想とする収入に近く気配はなく何と言っても在庫や備品は増え続けました。
時を同じくしてわたしは出産後増え続けどんなに部屋があっても足りないと思い整理収納アドバイザーという職業がある事を知りEmiさんの本を読み始めた頃でした。
ママになり当たり前の日常が当たり前にこなせなくなったと前回の記事でも書きましたが
こどもの体調で急なお休みをしなければならない事、それで仕事に穴が開いて迷惑をかけてしまう事、窓口業務だったので余計です。
また3ヶ月で仕事復帰した為、予防接種の予定も大変で離乳食なども頼むことが多く、わたしはなぜ母親になったのか。もっと子どもと時間を取れる働き方はないか仕事はないか考えるようになりました。
それでも辞めるという選択が出来なかったのは仕事は楽しかったし両方があることで自分自身のバランスが保たれていたからです。
実際短かった最初の育休は社会と遮断され子育てを通して弱い自分とたくさん向き合ったからです。
もっと子どもとの時間を取りたい
母になった自分との時間と向き合いたい
そう思いはじめて
『起業だ!』と思ったきっかけは
一番身近な起業女性が結婚後知らない土地で自分探しと友達探しのために続けていた習い事の先生でした。
わたしには毎日充実しているように見えました。
つづく
起業を目指そう!
頭の片隅にこどもが小学生に
なったらおうちでお仕事をするんだろうなぁという根拠のない思い?理想からでした。
強く思い行動し始めたのは
こどもを出産し3か月の育休を経て職場復帰してからでした。
今までの当たり前をこなしていく事に限界を感じた事と母となり心境の変化も伴ったからです。
頭を悩ませたのは片道1時間半の通勤時間。
寝ているこどもを7時前に車に乗せパパに託して見送る。
パパと子どもは義理実家へ、わたしは職場へ。
帰宅は7時半家事を済ませ夕飯づくりを終える8時過ぎ、子どもとパパは帰宅。
子どもは義理実家で夕飯を済ませ車内で仮眠をとり帰宅後はお風呂まで寝続けるか夕飯をとる私たちの横でデザートを食べるなど。
そう。子どもと休みの日以外は3食事を取ることもなく保育園への送迎をする事もなく。わたしはなんなんだろうという思いを抱きながら、職場や義理実家、保育園、旦那さんの理解や協力のもとその生活は結局1年半近く続きました。
簡単にできると思っていた事、今までの日常、当たり前だった事に疑問を抱く日々が始まりました。
キャリアフォーカス代表棚多里美さんの起業コンサル(キャリアコンサル)をお願いして
①なぜ起業したいのか
②自分を見つめ直し
③掘り下げ
④対象は何で
⑤どんな未来を見せてあげることができるのか
⑥そのためにわたしはどんな存在なのか
などをもう一度考えました。
するとわたしは
『すごい誰か』
になろうとして迷子になっていた事に気づきました。
だから当初に戻り自分を見つめ直すためにこのブログを立ち上げます。